書作品のために作った「詩」のようなもの達




「しらせ」
神気帯び 湖畔に佇む龍の宮
霞に響く 幽かな鈴の音




「ヒラキヒミ」
自然の声に耳を傾けよう
本当に大切なこと 気づかせてくれるかもしれないよ


※「ヒラキヒミ」とは、グリーンランドの原住民であるイヌイットに伝えられている言葉で「自然の声に耳を傾けよ」という意味を持つ。




「浪裏の刹那」




「なみうちぎわ」
夏の海辺に響くさざ波
儚い蒼に包まれながら
心地よい満月の風




「ことのままに」
事のまま 願いを
叶えてくださる神様に
おねがいしよう
五月の風吹く
言の葉の杜で




「カリフォルニアデイズ」
光と風と波のなかで




「凡人」
曖昧な理想を掲げ
夢の中で溺れ続ける
今もなお